夏の花ごよみ
あしかがフラワーパークに生育している植物について確認できるカレンダーです。
下記表では7〜9月に見頃を迎える植物の写真や詳しい情報をご紹介しています。


どんよりと曇りがちな雨の多い季節に、貴重ないろどりを与えてくれる紫陽花は、ユキノシタ科の低木です。咲きはじめから花の終わりまでに色が移り変わり、目を楽しませてくれます。また、植えられている土壌のphによっても色が変わり、そのためか「移り気なこころ」という花言葉をつけられてしまいました。一般に見られる半球状の紫陽花はセイヨウアジサイといい、日本原産のガクアジサイの改良種です。ガクアジサイは一かたまりの花(がく)のうち、辺縁の部分だけが開き、中は粒のような花のままでおとなしい姿をしています。き、中は粒のような花のままでおとなしい姿をしています。



さるすべりはミソハギ科サルスベリ属の落葉高木で、夏を代表する花木のひとつです。7月から9月にかけて、新しい小枝の先に花をたくさん咲かせます。次々に花が開くので、長い期間目を楽しませてくれるところから、百日紅(ひゃくじつこう)の名前があります。
文字通り赤のものをもっともよくみかけますが、赤紫や桃色、白などの花があります。
よくいわれるように、サルスベリの名前はその樹肌がすべすべしているのでサルでも滑り落ちるほどだ、というところから来ています。昔の人の名づけは、ユーモアや趣が溢れていて面白いですね。