台風一過

(2011/09/26)

台風一過のさわやかな日が続いています。
台風15号の影響はいかがでございましたか。おかげさまで当園では大きな被害も無くすみました。全国的には多くの爪あとが残され、大変な思いをされている方々も多くいらっしゃいます。早い復旧をお祈り申し上げます。

私はこの日は浜松におりました。瞬間風速46mという怖さを街なかで目にしました。
街路樹やお客様の庭園の樹木が倒れ、その復旧におおわらわでした。
少し傾いた程度でしたら大丈夫ですが、完全に倒れた樹木は全てチェーンソウで伐採です。中には何とかして助けてあげてというお客様もいらっしゃいますが、特に大きな樹木が受けた痛手は大きく、体の中で、大きな断裂が起きている為、助けて上げられる本数は少ないのです。樹木にとっても大変な台風でした。全身を揺らして絶えている樹木に「がんばって」と祈る事しかできませんでした。
樹木が倒れた現場『特に街路樹』を見ますと、狭いコンクリートの植栽桝に囲まれ、根系がしっかり張れていない場所、根株腐朽が著しい樹木が多くあります。樹木にとっては人災のようなものです。
台風時期前には特に大都会での「樹木の倒木診断」が必要であるとも感じました。
大きな被害が出る前に、この倒木診断も樹木医の大きな仕事でもあります。

浜松の私の畑もたいへんな事になっていました。
あと2ヶ月で収穫という時期を迎えてヤマイモ、ナタマメ、キクイモなどの列が皆傾き、倒れてしまいました。いまだ畑や山の倒木には手が付けられない状態です。まず顧客様の庭園の復旧が優先です。
専業農家の方々の収穫直前での「自然災害の被害」に対して、「無念」の一言しか言えない悔しさが身にしみて実感したところです。
でもせっかく大きくなってくれた農作物です。少しでも収穫できたらと浜松に戻りましたら、感謝を込めて直します。

彼岸も過ぎ、秋の気配を感じる本日ですが、本日の園内は熱帯性スイレンがとても美しく華やかです。またオオオニバスも咲き、純白の花を一輪つけています。その対象がとても印象的です。園内の数箇所にはススキが大きな壺に生けられ、秋の風情をかもし出しています。御来園のお客様に「何をお渡しできるか、季節を、風情を、その空気を感じていただく」という事を理解してきたのかなと、手前味噌ですがスタッフの成長を感じて嬉しい限りです。是非そんな園をお楽しみ下さいませ。

園長 塚本こなみ