多彩な園

(2011/05/24)

 本日はまだ、きばな藤が咲き続けています。が本年のふじの花物語の期間も過ぎましたがバラ、クレマチス、シャクナゲ、と藤の花の季節とは趣きの違う華やかな園内です。
東日本の震災、そして福島原子力発電所の事故と多難な背景を抱えてのスタートでしたが多くのご来園者をお迎えする事が出ました。悲しみの皆様の心にお応えしようとふじ達も本当にきれいに咲いてくれました。
今、藤の花前線も北上して、福島県、山形県、宮城県の藤たちもまた岩手県の猊鼻渓の藤もきれいに咲いていることでしょう。私も6月4日に岩手県一戸町の藤島の藤(国の天然記念物指定)に久しぶりに会いに行ってきます。そして地域の保存会の皆様と親しく意見交換をしてこようと思っています。
日本中の藤が美しく咲き、もっともっと皆様に愛して頂きたいと願っています。

 5月30日から6月2日の4日間の朝6時30分ごろラジオ「jウエブ」で別所哲也さんとおしゃべりをさせていただきます。タイミングが合いましたらお聞き下さいませ。
この中でも国際森林年に触れていますが、今年は国連が決めた国際森林年です。環境を破壊しない美しい世界、地球上の生き物の命が共存、共栄、共生する森づくりや、世界中の森が守られるように、世界の人々に理解していただこうという年です。
美しく豊かな自然と共に人類が繁栄する事は難しい事と私も思いますが今を生きる大人として何をすべきか、経済優先でいいのか?など皆さんと共に考える年にもしたいと思っています。少し硬くなりましたが大切なことは、次の世代に何を残すか、どんな地球をバトンタッチするのかと言ういとことに尽きるのかもしれませんね。

 来週は長野、岩手、山形と6日間連続出張が続きます。その地域の藤の花を見ることがとても楽しみです。また皆様にご報告いたします。
美しい日本の四季、花と緑がまばゆいほどです。心と体のリフレッシュに是非ご来園下さいませ。
                         園長 塚本こなみ

雨上がりのさわやかな光をうけて!

(2011/05/13)

 5月11日、又もテレビの収録があり、撮影終了と同時に浜松に向かい、2週間ぶりに自宅に戻りました。
申し訳ありませんが、この一週間は園には在園いたしておりませんのでご了承ください。
私は不在ですが園内の藤たちはとてもきれいです。
大藤の長さも増して圧巻でしょう。また白藤、きばな藤がこの光を受けて光り輝いていることと確信いたしております。石楠花が満開を迎えつつ、そして大輪のクレマチスと続きます。その植物たちの個性と条件(光、気温)に合わせて次々と園の華やかさが増します。

 14日の夜の9時からアド街ック天国で足利市内の紹介がされます。そのときにもあしかがフラワーパークも写されるかと思いますのでぜひご覧ください。
 ライトアップは本日含めて後三日です。15日の日曜日の夜までです。ここまで美しいのかと感嘆するほどの、夜の幻想的な美しさを見逃さないで、ぜひご覧ください。

 明日は三重県津市に行ってまいります。藤の公園の視察と、三重県の樹木医会の勉強会があるため参加する予定です。他の花の施設を見せていただくのも大切なこと、常に問題意識と学ぶ姿勢は忘れてはいけないと思っています。
常に精進したいと努力いたします。
ご来園に感謝申し上げます。
                         園長 塚本 こなみ

根!

(2011/05/10)

 今朝はテレビの生中継がありました。600畳の大藤、白藤のトンネル、八重の藤のご紹介をしていただきました。最も美しく咲き誇る藤たちは、それぞれがまるで千両役者の顔見せのようです。
にぎやかだった午前中でしたが、午後は雨が降り始め、今は静かな園です。
植物にとっては恵みの雨です。芽どきの雨、新たな芽を出し、葉を展葉しようとするときには多くの水分を必要とします。新たな「根」が精一杯、水分を吸収して新梢に届けているのです。
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私たち樹木医の世界では「枝葉の症状、すべて根にあり」とも言います。樹木たちの元気の元は根が健全であること。木の診断には上部の幹、枝の症状から根の様子を推し量り、原因を探ります。その原因にあわせ、根が存在する土壌環境の改善をすることが多くあります。
根本、根源、根幹、心根などと私たちの生活にも大切なもの、はずしてはならないものに「根」という字が使われています。人間に当てはめると、人の心は樹木の根なりということなのでしょうか。見えない根を大切に育てることが樹木医の仕事です。
4月中旬から雨が少ない状況でしたので、この雨は恵みの雨です。しっとりと穏やかな表情にすこしほっとします。恵みの雨と思うと私の心もほっとします。
雨上がりには、新緑がさらにさわやかに、そしてしろ藤、きばな藤とその色も鮮やかになります。
雨上がりの園をお楽しみください。そして樹木たちの根を想像してみてください。
新たなパワーが皆様にも伝わるかと思います。
                         園長 塚本 こなみ

最も美しい日!

(2011/05/09)

 大藤、八重黒龍藤、白藤とも、最も美しい日を迎えています。藤たち、ご来園の皆様に感謝でいっぱいです。今週末ごろまではお楽しみいただけます。週末からはきばな藤の登場です。キングサリ、ゴールドチェーン、ゴールドレイン、との名前も付いているほどの金色の藤の花です。日本で唯一の80mのきばな藤のトンネルにご期待くださいませ。
20110509オオフジ099.jpg 明朝はテレビの生中継もあります。テレビを見てくださる日本中の皆様にこの美しさをお渡しできるかと思うと感激です。香りがお伝えできないのが残念です。
多くのお客様から「園長のあいさつ文、毎日読んでいるよ」とお声を掛けていただきます。拙い文面をお読みいただき、恐縮に存じます。
5月9日までの在園とご案内させていただきましたが、テレビ等の収録もあり、11日までの在園となりました。その後は不定期となりますので、私へのお問い合わせはあしかがフラワーパークにご連絡くださいませ。

13日以降はあしかがフラワーパーク、全国でのフジや樹木の診断、公園緑化のコンサルタント、そして浜松での畑仕事が中心になります。精一杯、毎日生かさせてもらっていることに心からありがたく、スタッフや家族、そして皆様に感謝申し上げます。
皆様のご来園をお待ちいたしております。
                         園長 塚本 こなみ

藤からのメッセージ!

(2011/05/08)

 今日は青空となり、木々の若葉が美しく、一年で一番さわやかな季節を迎えています。
東北地方も、葉桜の美しい頃かと存じます。被災された方々の心にも樹木の力が伝わり、皆様の心に、ほんの少しでもの安らぎになりますようにと願います。

 ここあしかがフラワーパークも朝から多くのお客様の笑顔であふれています。
大藤の開花は8分咲きの美しさ、白藤トンネルの満開にはあと数日となり、まさに2大スターの競演です。今朝は遠くの他県のフジの名所の関係者もお尋ねいただき、感嘆のお褒めの声を戴きました。うれしい限りです。
大藤
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白藤のトンネル
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 見返り美人図の藤の前で「福島の南相馬市から着ました。すばらしい藤の花に感動しました。ありがとうございました。」とのお客様にお会いいたしました。「この藤たちの美しさと、優しさ、強さ、エネルギーをぜひお受け取りください。植物は時が来れば目を出し、花を付け、精一杯生き、自分の役割を果たします。どうぞ皆様もお元気でお過ごしください。」と申し上げました。すぐに、いわき市からのお客様にもお会いいたしました。
この園の藤からのメッセージを被災された方々にも、お渡しできましたことにほっといたしました。うれしい瞬間でした。
                        園長 塚本 こなみ

うれしい瞬間!

(2011/05/07)

 昨日、今日と曇りがちなお天気です。花にとって、強い日差しは開花と劣化が共に早く進む可能性が高い為、私たちにとってはとてもありがたい天候です。お客様も藤の下、ゆったりと香りに包まれて、ご散策いただいております。
今年の藤の花の特徴は、例年になく、そのうす紫色が鮮やかに感じられます。土の中の土壌微生物や肥料のバランスによるのではないかと思われます。
八重の藤、大藤とも15年間の中で最もきれいな花付きになりました。
大藤、白藤トンネルは来週末明けまでは、十分お楽しみいただけると存じます。
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 しろ藤も花の開花を進め、まばゆいばかりになりつつあります。
お客様の「このしろ藤のトンネルを歩いていると幸せな気持ちになるわね。」声が聞こえました。私のうれしい瞬間です。私たち園内作業のスッタフはこの声が本当にうれしい勲章にも値する言葉なのです。「わーきれい、わーすごい」この声を聞きたくて常日頃の作業に励むのです。お客様、スッフの笑顔にあふれている今日の園です。

 昨日の夕方、一人のお客様が私に声を掛けてくださいました。「園長、青森から来ました。昼の藤を堪能しましたが、夜の藤の花を見ないと後悔しますか?」と。私は「はい、夜の幻想的な藤の花を見ないでお帰りになると一生後悔されますよ。幻想的なオーロラのようなさえ感じる大藤、また池に移りこむ八重の藤など是非ご覧くださいませ。」とお答えしました。「わかりました。夜まで楽しみます。」とおっしゃっていただきました。
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とても美しく、この世のものとは思えない藤の花です。
                         園長 塚本 こなみ
皆様にこの美しさをお渡ししたいと心から思います。

藤の花房!

(2011/05/06)

 大藤の最も美しい日を迎えています。今日から10日頃までが一番の見ごろではないかと思います。ご来園のお客様から、まだ120cmから140cmですよね。「いつ頃満開になるのか?又180cmまで伸びるのはいつ頃か?」とのご質問をいただきます。
大藤の一本の花房に平均で200前後の花「蝶形花」が付きます。
上から順にその花序(半房)を伸ばしながら下に咲き降りてきます。その最後の花が咲く頃には、先に咲いた花の半分以上が落下して下の地面は紫のじゅうたんになります。そのときが最も長くなり花房は180cmを超えるほどになるのです。
その時の姿はボリューム感もピークになり、ここまでフジの生命力はあるのかと美しさとは違う感動を受けます。
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 今日は佐藤一美さんのオカリナコンサートも行われ、園内の藤もうっとりと聞きほれています。佐藤さんのオカリナの音色を心地よく耳にしながら、3月11日の声を失うほどの大自然の恐怖と、また日本の自然の美しさを感じ、平凡な毎日の営み、花をめでることが出来ることの幸せを強く感じました。ご来園をお待ちいたしております。
樹恩
佐藤一美さん
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                         園長 塚本 こなみ

世界一美しい藤

(2011/05/05)

 平成12年の春、私が園長に就任してから、「世界一美しい藤」という表現をさせていただきました。周囲の方は「世界一と言って大丈夫ですか?」と心配の声もいただきましたが、私はその前に日本中の国の天然記念物指定になっている藤をすべて見てあったことと有名な藤の名所も尋ねてあったことから自信を持って「世界一」の発信をいたしました。
その後、世界一の表現に対しての苦情はありませんでしたが、それでも世界一と名乗ることに、多少の遠慮はありましたが、今では名実共に、世界一美しいと自負いたしております。その季節を今年も迎えています。
手を合わせて藤に感謝したいほど美しく咲いてくれています。
フジの生命力の強さをとても強く感じます。涙が出るほど美しく、神々しささえ伝わってきます。この藤を皆様にお伝えしたい、次の世代の方々にもお渡ししたい、藤の命をつなぎたい、美しさの感動をお渡ししたいととても強く思います。

見返り美人の藤
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 10年前,20分ほど離れた個人邸からお電話を戴きました。「父が大切に育てていた藤があります。その父が亡くなりフジの手いれに困っている。駐車場にもしたいのでこの藤を引き取ってほしいのですが」とのことでした。
見に伺うと、その藤はしなやかに幹をまげ、とても女性的でした。私は移植をして園内の山側に植えることにしました。
10年が経ち、大きくつる枝を広げて、とても美しく成長いたしました。美人がほんの少し腰をひねり後ろ振り向いている、まるで見返り美人図の藤の絵を見ているようです。とても色っぽい藤です。
昼、夜、さまざまな藤の色、形、ご堪能くださいませ。
                         園長 塚本 こなみ

樹恩

(2011/05/04)

 5月4日、GW終盤のなか日の今日はさわやかな、とても気持ちの良いお天気です。
昨日の夕方にはほんの少し、天からの恵みの雨をいただきました。植物にとっては快適な雨です。私の心も快適です。静かに咲き進む藤の花の姿はとても愛おしく感じます。
花の命は10日ほどの一瞬ですが、一生懸命、必死に咲くその姿は、どの花も美しく、清らかに、そして尊きものさえ感じさせてくれます。

 不死、富士、不二、藤、このふじという字は皆同じ意味合いを持つと言われています。
不死・死なない永遠の命
富士・豊かで尊きもの
不二・2番にあらず1番であるもの
藤・日本の固有樹木の中で最も生命力が強いといわれている
以上のことから生命力や権力の強さを表しているとも言われています。

 昨日、改めて日本人の苗字を調べてみましたが藤の字が使われている苗字はなんと281もありました。(園長は暇ですね)奈良、平安時代の藤原政権が物語っています。
一説に寄れば、日本人の苗字のルーツは源平藤橘(源氏、平家、藤原、橘)からとも言われています。

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藤という植物に接するようになってから、苗字や家紋、また源氏物語や、フジの布(藤布)まで興味を持たせてくれた藤、なんとも言えぬ魅力的な藤に出会ってしまいました。
それもこのあしかがの藤に出会えたことからです。
同じ人生の中に、これだけ私の心を魅了して離さない藤、一途にさせる藤に出会え、私の人生はより豊かになったことだけは確かなものです。

人の出会いと同様に樹木(大藤)と出会いにも感謝する毎日です。樹恩。

こんなすばらしい藤たちにぜひ会いにお出かけくださいませ。
                         園長 塚本こなみ

藤たちの一番美しい頃を迎えています!

(2011/05/03)

 大藤(野田9尺藤)たちの最も美しい日を迎えています。今年のフジの花付きは全体にバランスよく、本当にうれしく私もほっとしているところです。
大藤は一本の花序に、マメ科独特の蝶形花を200前後の花をつけます。
一番上から順に花が開き始め、一番下の花の開花まで3週間も掛けて咲き降りてきます。今年は4月21日に開花して本日12目です。寒さの影響もあって2日~3日遅れていますが待ちに待った美しさを皆様にお渡ししています。
今日は朝早くから多くのお客様で賑わっています。お客様の笑顔の上で、藤もとってもうれしそうです。感謝です。
八重藤棚の前では、「この藤、八重咲き?」という声に「初めてご覧になりますか?」とお聞きすると「始めてです。」と喜んでくださいます。日本一、いや世界一の八重黒龍藤を楽しんでいただいています。
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 今日はオオデマリのご紹介です。
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スイカズラ科、ヤブデマリの園芸種です。今は少しクリーム色(うす緑色)していますが開花が進むと10センチほどの球状になり、純白の毬になります。
株の大きさから考えると70年から90年前後の樹齢だと思われます。先代の好みで植えられたものですが全国的に見ても、ここまでの大きさのオオデマリを、私も見たことがありません。西ゲートの大藤から少し園内に進んだところにあります。日本一といっていいほどのオオデマリをご確認ください。
性質は強健で日当たりの良いところを好みますが、少しの日陰にも耐えますが、あまり乾燥するところでは花付が悪くなるのでご注意ください。新梢の枝先に翌年の花がつきますので新梢はあまり切らないようにします。
クルメツツジ、シャクナゲ、ルピナス、サクラサクラ、八重咲きの寒山など多彩な花々を心ゆくまでお楽しみくださいませ。
                         園長 塚本 こなみ

タイツリソウ

(2011/05/02)

 今日の園は朝日もやさしく穏やかです。園に入るだけで優しい香りに包まれます。昨日よりその美しさと、艶やかさを増しています。
 今日はタイツリソウのご案内です。
タイツリソウ(別名、ケマンソウ)ケシ科コマクサ属。長い花茎にハート形の花を一列につけます。その姿は釣竿に沢山のタイが釣れているかのように見えることからこの名前が付いていると言われています。
性質は耐暑性に弱く、強い直射、強い西日を嫌います。少し湿り気のある半日陰の場所に植えてください。多年草ですので毎年この季節にかわいい姿を見せてくれます。
紅白の色がありめでたく、ほほえましさにあふれています。
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ぜひ園内でお探しください。山側や西ゲート入り口に植えてあります。お客様の「わーかわいい、これなんていう花かしら?」という声が耳に入ります。

 園内、一番奥のシャクナゲの森には樹齢100年前後のシャクナゲ、きばな藤が数多く植えられています。また大藤の接木を半月ドームに這わせてあり、ここでも少し変わった仕立て方のフジの花を見ることが出来ます。その隣には足利市の迫間湿地公園が位置し、自然のフジが柳の木に絡み、花をつけています。自然界の花と管理されているフジの競演となっています。
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 昨日ちらほら見えていた白藤の花も数を増してきました。
光り輝く白藤ももうすぐです。まだ10時前ですが今日も多くのお客様の笑顔に接しました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
                         園長 塚本こなみ