桜の頃
(2008/03/10)
フラワーパーク周辺のアカメヤナギの林も、その名前の由来のように新芽がふわと赤く見え始め、春の息吹が感じられるこの頃です。
この冬は寒さが厳しく、しっかり寒さを体感した植物達はいっせいに春を感じ取り、春だよ、春ですよ!!とお互いに声を掛け合っているかのように植物の目覚めに季節です。日本の春、桜の季節です。
3月28日に上野の国立博物館で「美術の中の桜たち」桜のお話を少々させていただくため、桜史について調べてみました。山田孝雄博士によると、西暦紀元前74年に欧州最初の桜がアジアから日本に来たらしいという伝説以前に、日本には桜の文献はない。桜の字が初めて史上に現れたのは402年であると記されている。また日本での最初の観桜会は嵯峨天皇の観桜の宴であり、平安朝時代には山地の桜を賞する傍ら、庭にも植えられたとある。元禄時代には呉服屋が花見小袖を売り広め、上野の山が花見で賑わった。さらに徳川八代将軍吉宗が隅田川の堤防堅固にさせる為、堤に桜を植えた。浅草寺境内の桜の移植も、この頃といわれるとその桜史が記されている。
寒い冬の終わりを告げる一重、八重、白、ピンクの山桜、江戸彼岸桜、枝垂れ桜を老いも若きも共に楽しむ姿は今も変わりがないのでしょう。現在は桜といえば染井吉野桜をイメージする人が多いようですが、江戸後期までは彼岸桜、山桜だけでした。染井吉野桜は彼岸桜と大島桜の交配種として明治初期より多く植栽され現在に至っています。がその染井吉野桜は病気、虫害が多く木の寿命が短いと言われ、この頃ではその植栽数も減ってきています。次の世代に残したいと全国で今も多くの桜が植えられています。
日本列島、桜前線のニュースもまもなくです。いつまでも花木が元気に育つことが出来る世界でありますように!!
園長 塚本 こなみ


